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私の初恋の感傷

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私の初恋は、小学校の5年生の時でした.当事岡山の田舎の小学校に通学していました。岡山大学を卒業してまもない若い女の先生が赴任して来られ、隣のクラスの担任でしたが。放課後のある日、私がハーモニカが好きでふるさとや里の秋など吹いていましたら、先生が傍に来られ 上手だね と褒められその時から話す機会が多くなり、椿姫の悲恋の物語や島崎藤村の初恋の詩など聞いて、私も幼い頃から読書好きで当事ヘルマン・ヘッセの作品やアンドレ・ジッドの狭き門など読んでいましたから、お互いに本の感想など話し胸のときめきを感じて楽しいひと時でした。会うたびに先生にたいする憧憬と思慕の念にかられ、私は早熟でしたから今考えると初恋だったと思います。

私は幼くして母のもとから離れ厳格な祖母に育てられたせいか、甘えることを知らず、子供心にも愛情飢餓だったのでしょう。友達の母親を見ると羨ましくなったり年上の女性に憧れがありました。

6年生になって福岡に転校する事になり最後に慕っていた先生との別れが辛くて泣いていましたら、私をそっと抱きしめ涙を浮かべ、元気でね と言われました肌のぬくもりに感激して悲しさのなかに甘えに似た癒された感覚になった記憶が残っています。先生から沢山の知識や人としての愛の大切さを教えて頂いたことは後の私の人生に大きく影響しました。この季節になると時々夕暮れ時一人教室で窓越しに夕日を観て淋しそうな横顔が目に浮かび、今頃どうしておられるか案ずるのですが、多分もうあの世に旅立ちこの世におられないと思う。

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日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

サンタナさん素敵な写真ですね 何処ですか?早速壁紙にお借りします。
 ヘルマンヘッセや狭き門。懐かしいです。ここに書かれているものは、私は中学校の終わりから・・・高校生の頃に読んだ記憶が・・・小学生で読破されたと聞き、驚愕
 中でも、狭き門は聖書の一説でもある「狭き門より力を尽くして入れ、亡びに至る門は広く大きい、いのちに至る門は狭くそれを見出すもの少なし・・・」乙女の頃・・・感傷に浸っていました。甘酸っぱい初恋を、私も思い出しました。有難う

投稿: 向日葵 | 2008年11月13日 (木) 21時56分

向日葵さん~こんばんは
いつも感銘するコメントを頂き有り難うございますこのフォトは10月に撮った湯布院の金鱗湖です
褒めていただき感謝です 私は幼い頃から本が唯一の友達でした(*^-^)少年時代は孤独な性格でしたから、悩みや、悲しみ、辛い時、本を読んで解決したり癒されたりしました
いま考えると彼らの作品の作者の真の意図するところは理解できなかったと思いますがロマンチズムに共感して読んだのだと思います狭き門の聖書の一説は読み終えていつまでも何故か心に残りました向日葵さんの乙女の頃は才媛で多感で感性の豊かな方だと思います同じ文学書を読まれたことに感激で嬉しゅうございました

投稿: | 2008年11月14日 (金) 00時39分

追伸 名前の入力忘れました申し訳ありません。
   これから気をつけます。

投稿: ,, | 2008年11月14日 (金) 08時49分

サンタナさん 少年の頃から難しい本読まれてたんですね
初恋・・・いつ頃だったかな~
『車輪の下』現代社会に通じるような話だと思いませんか?
おとめの頭の中は食欲の秋でいっぱい
秋の夜長でもあることだし二十数年前に父に(平成14年に他界)もらった『まぼろしの邪馬台国』を映画を観る前に読む事にします
金鱗湖の紅葉・・・色づく前の紅葉もすてきですよね。
自然はやっぱりいいですね。心が癒されますね

投稿: おとめちゃん | 2008年11月14日 (金) 10時56分

サンタナさん

今回も書いてくれましたね〜

その先生も生徒からそこまで思われたのだから立派な方だったのでしょうね。
同じ若くても、時代や環境の違いもあり人間の資質も女性としての叙情性なんかも全く違ったのじゃないかと思います。日記から想像するに。

抱きしめてくれたなんて、それだけサンタナさんがその先生から見ていとおしく思えたんでしょう

ヘルマンヘッセねぇ…。

投稿: のびこ | 2008年11月14日 (金) 23時09分

おとめちゃんさん~こんにちは
いつも素敵なコメント頂き有り難うございます(*^-^)
「車輪の下」そうですね現代社会にも通じますね」
教育問題や青春時代の悩み、将来に対する不安、心の葛藤、本では最後に
死であったことが悲惨な思いを感じ読み終えて暗い気持ちなりましたヘッセの自叙伝に似た小説でしたね。
「まぼろしの邪馬台国」読んでいませんが宮崎康平の邪馬台国近畿説を
九州説を唱え命を賭けたロマンには凄いと感動します九州文学の同人でもあつた人ですね映画も観に行きたいと思っています(*゚▽゚)ノ
金鱗湖は観て穏やかな気分になり素敵でした

投稿: <サンタナ | 2008年11月15日 (土) 11時43分

のびこさん~こんにちは
いつも、のびこさんらしいストレートのコメントですね時代環境も違い現代はすべて合理的ですね 先生は知的で心の優しい純粋な人でした 私は当事、転校する事が多くて友達があまりいませんでした。先生は、 私に対して同情と母性愛で接して頂けたと思います。この歳になって過去を回想する時、先生の事が想いだされのは私にとってインパクトが強い存在なのでしょう高校の夏休みに学校に
先生を尋ねて行きましたが転任されたいらっしゃいませんでした

投稿: <サンタナ | 2008年11月15日 (土) 12時17分

サンタナさん、今回もとっても素敵な内容ですね
読んでいてとても素敵な先生との出会いに感動し、温かい気持ちになりました。
幼い頃の環境、出会い、経験は本当に大事だなと思います。今、とても優しくて、いつもニコニコお元気で、クラスのムードメーカーであるサンタナさんは、この先生に出会えたからこそなのだなと感じました。
私もサンタナさんみたいな素敵な方と出会えて良かったと改めて感じました。

投稿: スヌコ♪ | 2008年11月15日 (土) 18時24分

スヌコさん~こんばんは
いつもコメント頂き感謝しています
有り難う(*^-^)学生時代に尊敬できる先生との出会いは人生に
大きな影響力があると思います 初恋の先生は
今思い出しても、尊敬できる素敵な立派な先生でした。自分で言うのも
思い上がりかも知れませんが。大人びた生徒で同級生は子供じみて
見えました。大人からみれば生意気な子供だったと思います。
歳を重ねやっと、本当の大人の意味が理解出来たようです

投稿: <サンタナ | 2008年11月15日 (土) 23時51分

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